晴れの日に散歩をする。仕事帰りの人と逆走するようにすれ違い、公園へ向かう。暑くも寒くも無い丁度いい気候。もう少ししたら気温が下がりにくくなるから、今のうちに散歩で気分転換をしておく。
今日はどの道を行こうか、そんな事を考えながら歩いて行くと、あったはずの店の看板がない事に気づく。たしか2ヶ月前はあったはずだ。少し通らない間に見慣れた景色が変わっている、ここ最近増えてしまった現象。この地域だけではない、隣の市でも同じ事が起こっている。
景色が変わった後はどうなるのか。古い建物が無くなって、代わりに背の高い建物の建設が始まる。背が高くなるにつれ、日の当たる場所が変わっていく。以前は通りに夕方の日が当たって、まるで海に沈む夕日の様だった。それが今は遮られて見えない。
古いものは無くなり新しくなっていく。時代と共に変わるといえばそうだが、無くしたくない景色はある。そんな事も考えながら今日も散歩中。
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